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  • 執筆者の写真すがの歯科医院長

変わるため(3)



今日、その妊婦さん(以下Oさんと呼ばせていただきます)とのお話でこんなうれしいご報告を受けました。「先日の産科受診で赤ちゃんの頭が下に降りてきたと言われた」とのことでした。


口の機能が始まる妊娠27,8週の頃赤ちゃんの姿勢には特徴があります。そうなんですね。この時期にそうあって欲しい「胎児の姿勢」。


(歯科医師元開冨士雄先生講演会資料より)

この時期に、この姿勢が、特に口の機能(はたらき)の育ちに、やがては全身の健康に繋がる口の機能のスタートのところなんですね。

そして


(上記講演会資料より)

-28週前後の胎児の運動発達としては羊水量のピーク。皮下脂肪が蓄えられ肌が滑らかになる。聴覚が完成。27週から呼吸様運動。横隔膜と胸郭の呼吸筋のリズム運動が。但しこれは羊水。羊水を入れて呼吸をしている。28週で羊水からの吸引と嚥下。でも呼吸と嚥下の切り替えは必要ない。なぜなら羊水は水と水なので。結局溺れる心配はない。33週で初めて呼吸と嚥下の協調が可能になる。切り替えが始まった。つまり口腔機能は27週辺りで呼吸様運動が始まって33週前後で嚥下して切り替える。呼吸をしながら飲み込む。呼吸をしながら飲み込む。っていう練習が開始されることになる。この時に姿勢として逆になった屈曲した姿勢がとれないと

結局胎児は口腔機能の発達が悪くなる事が分かっている。- (ご講演より)


そうなんです。わかっているんです。

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